蝸牛の庵

好きなこと、好きなだけ

けーぽぺん的SideMセカライ感想文

 

先日「THE IDOLM@STER SideM 2nd STAGE ~ORIGIN@L STARS~」円盤鑑賞会をしたので(既にいいPではあるが)韓国ヲタ的見地から感想を。


K-POP界隈では雑食ぺんとしてそれなりにたくさんのコンサートを見てきたが、やはり日本の、しかも2次元畑でうまれたコンテンツのライブというのはひと味違った面白さがある。そのなかでもアイマスはかなり特殊であるということは抜きにしても。


どれが何日目だったかセトリなど記憶が曖昧なので1日目も2日目もごちゃまぜである。両日でひとつのライブだったという感覚が強い。

 

 


まず早々に協賛企業コールである。大スクリーンに映し出される企業名を観客全員が声を揃えて叫ぶ。

 

BANPRESTO!MOVIC!amiami!KOTOBUKIYA一迅社namco
Yamanashi!!!!!!

 

お世話になっております!
お得意様Yamanashiさんに特大の歓声が起こる。
今でこそ見慣れているが改めてかなり異様な光景である。ここで既に、K-POPライブとの最大の違いが顕著になっている。2975694139回言われたことだが2975694140回目としてここに刻みたい。

 

観客席を埋めているのはファン(ペン)ではなく、各々があくまでも『プロデューサー』なのだ。

 


そして開幕。韓国アイドルライブならここでライブ全体のコンセプトを示す割と長尺の特別映像など流れるところである。宇宙から地球に降り立ったり、宇宙から地球に降り立ったり、宇宙から地球に降り立ったりする。ざっくりとしたメンバー紹介が含まれる場合が多い。

 

しかしこちらは注意事項などの映像のあと(キャラクターの紹介くらいはあったように思う)、比較的あっさりと1曲目が始まった。キャスト全員登場によるビヨドリ。

 

多い!!!!!!はみ出る!!!!ステージから!!!!


各日総勢23人だったか多分それくらいであったと思われるが、まあとんでもない人数である。

K-POPアイドルの中でも多いでおなじみEXOで〇人、SJでも〇人、と比較対象を挙げようとしたが物議を醸したくないので明言は回避する。韓国アイドルグループに人数の話は禁忌だ。いずれにしても15人を超えることはほとんどない。Mカかよという感じである。

 

さて、ビヨドリであるが、観客席は非常にカラフルなペンライトで彩られている。各々が思い思いに担当アイドル(≒広義の『推し』)のカラーを振っているのだ。
Pは慣れっこだが、これもまたK-POPライブでは見られない特色である。基本的にはライブ中に使用が許可されているのは公式ペンライトのみとなる。これがとてもデザイン性が高く、かわいい。

びっべんの王冠鈍器、ぶろびの蜂鈍器、びえぴのマトキ鈍器、iKONの鈍器などの各種鈍器が取り揃えられている。個人的おすすめはままむーの大根ペンラだ。
応援カラーも公式で決まっている。トンのパールレッド、SJのパールサファイアブルー、おしゃいにのパールアクアグリーン、ソシのパステルローズピンクなど。奇しくもSMばかり挙げてしまった。大抵のカラーは埋まってしまっているため、新人になるほど色の名前がやばくなる。せぶちに至ってはローズクォーツ&セレニティーという2色展開である。

K-POP現場で(企画以外で)公式ペンライト以外を振ろうものなら最悪つまみだしも有り得る。


一方アイマスライブなどの声優イベント現場では、公式からもペンライトが販売されている他、長さや電池の種類などの規定さえ守れば概ね何色を持参しても良いという。多くのプロデューサーはいかなる場合にも1本で対応できるような多色ペンラを持っている。
かくして非常にカラフルな状態での一曲目と相成ったわけである。

 

(そしてライブが始まっていくわけだが、F-LAGSのステージでこの自由ペンラ制度がかなり効いてくる。)

 

舞台セットは前ステージのみ。これはわたしの見てきたK-POPコンサートにドームなどが多いことも関係しているかもしれないが、アリーナ席までせり出して中程にもセリ付きの広いスペースがあるステージセットに見慣れてしまっているためやや狭く感じる。というか人数に対して間違いなく狭い。ある意味、視線が泳がないので一点に集中できるともいえる。

 


セトリは全体的に曲数が多く密度が高い印象を受けた。人数が多いためひとりあたりの出演時間は短いが、その分凝縮されたパフォーマンスとなっていた。衣装も凝っているしスクリーンの映像にも力が入っている、歌もダンスも全力だ。

お色直しタイムでおなじみの映像作品の挿入なども、なくはないが比較的短いように思った。

 

そもそもK-POPアイドルのコンサートはかなり世界観を作りこんで、そのコンセプトのなかでライブが進行する。アーティストではない何者かとして歌い、踊る舞台のようなものも多い。

しかしアイマスでは、アイドルであること自体が世界観である。演出のストーリー性よりもアイドルが舞台でスポットライトを浴びるということに重きが置かれている。少しでも長く、少しでも多く、という思いを感じる。


ドラスタもアルテもカフェパレもみんなみんな最高だった。彩Pは全員のソロがあったため心穏やかでなかったし、もふもふは間違いなくかわいいのプロだった。あんなに可愛い成人男性があっていいのか。

1曲ずつすべてに触れたいところだが記憶と時間と文字数と気力がかなり必要となるため割愛する。

 

 

何よりも。韓国アイドルは当然アイドルとしての訓練と経験を積んでいるので、ステージの上で自分を輝かせる方法を知っている。特技を披露したり、アドリブで観客を沸かせたり、おどけて笑いを誘ったり。

「みなさんのためにもっと努力する“わたしたち”になります、たくさん愛してください」

と彼らは決まって言う。そして自分たちの最高のパフォーマンスをペンに届けるため、努力を惜しまない。

 

しかしSideMのキャストは声優であり、役者だ。彼らはキャラが輝くことをなによりも大切にし、自己にスポットライトを当てようとしない。

「もっともっと前に進んでいく“315プロ”とどうかこれからも一緒にいてください」

と。キャラがいて、プロデューサーがいて、たくさんの人がいて、はじめてキャストが舞台の上にいるということを彼らは知っていて、そのことへの感謝が本当に伝わってきた。結果的にその思いが彼ら自身をも輝かせているわけだが。

 

 


最後の挨拶。みんな、また必ず、と言った。
また、は何とわずか1年後にやってくるらしい。

 

 

さて、幕張に行く心の準備は万全である。